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◆【コラム】長寿国日本も数十年前は…



 (世界日報 2008/6/2)


 今でこそ、人生七十、八十年の長寿が当たり前の時代になったが、つい近々の過去までは、人生五十年というのが通り相場だった。織田信長が桶狭間の決戦で「人生五十年、下天の内をくらぶれば夢幻のごとくなり」と舞って臨んだエピソードもよく知られている。それほど日本人の人生は短かったのである。
 もちろん、この背景には幼児の死亡率が高いことや医療環境があまり良くなくて病死するケースも多かったこともあるだろう。それほど昔は、幼児死亡率が高く、平均寿命を引き下げていた。

 そのこともあって、幼児が健やかに成長するように、さまざまな厄よけや健康を願って行われた民俗風習があった。

 神社にお参りをする七五三の風習も、そうした幼児の成長を祝う節目の儀式でもあったようだ。

 その日本人が長寿国として躍進するようになったのは、どうやら昭和時代に入ってかららしい。

 武藤直大著『1867~1946 新聞記事に見る激動近代史』(グラフ社)によれば、昭和十一年(一九三六年)十一月二十日の東京朝日新聞には、日本の平均寿命は何と「人生五十年」にも及ばない男四十四歳、女四十六歳であったと報じている。

 「短い日本人の命」というこの記事には、「人生五十年には相当距離のある数字」と述べ、長寿国のデンマークが六十年以上という数字に比べて、「まだまだ我が国は『健康日本』などといって威張っておれぬ現状である」と嘆いている。

 とはいえ、イギリスでは男五十五年、女五十九年、フランスでも男五十二年、女五十五年などと先進諸国もそれほど長寿ではないことを見ると、ここ数十年で飛躍的にどの国も数字が伸びたことが分かる。

 少子高齢化社会に突入した日本に、高齢者に対する福祉や制度が不備なのも、こうした長寿社会が近々のことであるために、それに対する備えの思想が伝統的になかったこともあるかもしれない。
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by sakura4987 | 2008-06-03 15:52

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