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◆万葉集 日本人の心の源流を未来へ



 (読売社説 2008/6/2)

 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080601-OYT1T00684.htm


 7~8世紀に編纂(へんさん)された「万葉集」は、現存する日本最古の歌集だ。

 全20巻の最後を締めくくる大伴家持の歌が奈良時代半ば、759年に詠まれてから、来年で1250年を迎える。

 日本人の心の源流である「万葉の心」について、改めて考えてみるよい機会だろう。

 天皇の御製から、九州に兵士として派遣された東国出身の防人(さきもり)の哀愁歌まで、約4500首が収録されている。

 人々の間に漢字が定着し、万葉仮名として使われ始めた時代の作品だ。古代の日本人の素朴な感情を率直に表現している。

 万葉集が長く読み継がれてきたのは、そこに時代を超えて強く訴える力があるからだろう。

 「万葉集1250年」を記念して、今の時代を詠む「平成万葉集」の募集も、読売新聞社などの主催で始まった。

 携帯電話で短歌を打ち込んで、メールで投稿したり友人に送ったりする時代である。

 万葉の歌人と同じように、素直な感性で今の時代を大胆にとらえるならば、どのような作品が生まれるのか。平成の時代を象徴するような斬新な作品を後世に残すことも出来るだろう。

 奈良時代に聖武天皇が造営した紫香楽宮(しがらきのみや)があった滋賀県の遺跡からは、万葉集に収められた和歌が記された木簡も見つかった。

 木簡に書かれるなどして流布していた歌が、万葉集に収録されていく。推測ではあるが、万葉集のそんな成立過程がおぼろげながら浮かび上がってきた。

 万葉集ゆかりの地は、東北地方から九州にまで広がっている。

 大伴家持が国守として長く滞在した富山県高岡市や、家持が最後の歌を詠んだ鳥取市など各地に万葉歴史館が設立されている。

 歌からは、当時の地名や動植物、生活習慣なども読み取れる。万葉集を通じた地域おこしも、今後さらに広がっていくだろう。

 近年は英語やフランス語などの翻訳も相次いでいる。

 優れた万葉集研究者らを顕彰する奈良県主催の「NARA万葉世界賞」も設けられた。日系ブラジル人2世で元サンパウロ大教授のジェニ・ワキサカさんに、先日、第1回の賞が贈られた。

 「万葉」という言葉には「万(よろず)の言の葉」のほかに、「万世」「永遠」といった意味もある。

 世界に誇れる「万葉集」に様々な角度から光を当て、未来に伝えていきたい。
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by sakura4987 | 2008-06-10 16:30

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