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◆【オピニオン】健康と伝統食の威力 トータル・バランスの必要性



 (世界日報 2008/8/21)

 道都大学教授 佐藤義信

■最高位の財産

 健康は、愛情や美貌などと並んで、イメージの最もよい言葉の一つである。そこには、確かに“限りのない憧憬(理想像)”と“現実からの希求”という言わば“夢”と“現実”の二者が伴い、その間に「欣求」(心から願い求めること)があって、好ましい映像を生むのであろう。究極の健康は、極楽浄土と似ているのかもしれない。

 時あたかも、四年に一度のスポーツの祭典が、アジアで三都市目(夏季五輪)の北京を舞台に進行中だが、技を競うアスリートたちの鍛錬された肉体を見ていると、まばゆいばかりである。他方、長期の闘病等から解放され、健康を回復したときの喜びは何物にも代えがたいに違いない。均整のとれた肉体美や疾患からの解放などが好印象に重なり、そのイメージを豊かにする。

 哲人プラトンは言う。「財産とは、一に健康、二に美貌、三に富」と。加えるに、「ミロのヴィーナス」の気品ただよう調和美もまた「健康美」に他ならない。あらゆる富に勝り、絶世の美女をもしのぐ最高位の財産、気高い愛と崇高な美の根源にあるもの、それが健康であるとも言えるであろう。

■「孫は優しい」

 ところで、そんな強い憧憬と希求を随伴し、嘱望される健康だが、誰でもがそれを現実に手中にできるとは限らない。筆者はかねて、健康は「身・心・魂」の有機的総合機能の結果ととらえ、「気・血・動・眠・排」のトータル・バランスを主張してきた。

 後者はそれぞれ端的に、

 上機嫌による生気(ストレスからの自由)、

 正しい食生活に基づく浄血、

 ウォーキング等を含むエクササイズ、

 夜半前からの快眠(Beauty Sleep:午後十時から午前二時を含む美容と健康のための睡眠)、

 食物繊維による快便を意味し、

 健康はそれらが「有機的に連動する相乗作用の結果」とする認識をいう。


 ここでは、食と健康の視点から、伝統食の威力を学びたい。私たちは、成育し現に生活している風土を大事にし、身土不二や地産地消を推進すべきである。

 「孫は優しい」(先唱者は吉村裕之氏)は、これに合致する伝統食の勧めである。もとより主食「ご飯」の主菜、副菜としてである。

 (マ)豆は五穀の一つで米麦に次ぐ。豆まきは霊力の証し。タンパク質やミネラルの豊富な「枝豆」(茶豆他)は、先ごろ国際語に昇格。肝機能を向上させ、血管拡張や血行・アルコール分解の促進等に加えて不老長寿の成分(プロスタグランジン)が注目される。「枝豆は、すでに奈良時代から『生大豆』と呼ばれ、夏の涼しげな食べ物として、また女性のスナックとして愛用されていますが、酒の席には不可欠でした」(永山久夫氏)。他、味噌・醤油・納豆・黄な粉・豆腐等々の実力、和食の要。

 (ゴ)呪文「ひらけ胡麻!」は奇跡的魔力の証し。五輪マラソン史上連続金メダル(ローマと東京大会)のアベベ選手の大好物が胡麻。僧侶も戦国武将も重用(病気抵抗力、籠城の際など)したという。若返りのビタミンE、神経を鎮めるカルシウムが豊富。

 (ワ)ワカメに代表される海藻。コンブ・ヒジキ・青海苔等々。繊維質に富み、ミネラルの宝庫。

 (ヤ)野菜の薬効は多様であるが、とりわけ死因上位のガン予防に優れる。(「ガン予防法14カ条」)。にがうり(ゴーヤー)のビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特長。苦味が食欲を刺激するので、夏バテ予防に効果あり。牛蒡でデトックス(毒消し)等々。

 (サ)日本人の二大健康食は「米と刺身」、鮨は国際語としてすでに浸透。日本の表土は多雨・急流のため川を下り海に。江戸前を初め近海は栄養の宝庫、したがって豊かな魚介類。血管を守り、ボケを防ぐ青背魚のEPA・DHA。

 (シ)椎茸に代表される茸(木の子)。βグルカンはNK細胞を活性化し、免疫力を高める。

 (イ)根菜は、冬野菜として大事。じゃがいもはカリウムの王様、塩分を体外に排出してくれる。フランス語では「大地の林檎」と呼ばれる。

 戦後この方、アメリカの「小麦戦略」等もあって、「崩食」が問われている。公私ともに「伝統食」に立ち返り、行く末を再構築したいものである。その際には、自らが「食べたもの」と自らが「思い描いたもの」が自らの「健康」と「運命」を決定することを忘れてはならない。
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by sakura4987 | 2008-08-22 15:59

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