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◆今こそ本当の意味で日本が国家になる時―櫻井よしこ氏が講演



 (マイコム 2008/10/31)

 http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/31/sakurai/index.html


■日本が誇る3つの重要な財産


 NTTソフトウェアは30日、『e-Value Visualization ~進化し続ける価値創造を「見える化」~』をメインテーマに掲げたICT活用イベント「NTT SOFT Solution Fair2008」を開催した。会場では各種ソリューションの展示に加え、有識者によるセミナープログラムを実施。今回はその中から、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が講演したオープニングセミナー「この国の行方」の様子をレポートする。

■金融危機に対して日本ができることは多い

 戦後の日本では、誰もが"現状のままで良いはずがない"という構造的な不安を感じつつも、微調整を繰り返しながらなんとか乗り切ってきた。しかし櫻井氏は「もし日本が戦後に今のような生き方ではなく、"本当の意味で国家"として存続していたなら、そして私たちが"真の日本人"であったならば、もう少し違う状況展開になっていたのではないかと思います」と、意味深な言い回しで参加者の関心を惹き付ける。

 現在、アメリカ発の金融危機により株式市場や金融市場、そして実体経済もかなりの窮地に立たされているのは皆さんご承知の通りだ。しかし櫻井氏は「この金融危機に対して日本ができることは多いと感じています。これはアメリカや中国、ヨーロッパなど世界各国にはない"3つの重要な財産"を日本が持っているからです」と語る。

 ◆まず1つ目の財産は「約1500兆円もの莫大な個人金融資産」だ。アメリカの家庭では借金をしてでもお金を使うことが経済発展に繋がるという価値観を持っており、実際にアメリカ自体も外国の資本流入により経済発展を遂げてきた。櫻井氏は「金融が持つ本来の役割は実体経済を下から支えることです。しかしアメリカやイギリスは、実体経済よりも利益につながる金融工学を重視してきました。実体経済の潤滑油となるべき金融が独り歩きしたことが、今の金融危機の原因となっているのは言うまでもありません」と語る。

 その実体経済、つまり1500兆円の個人金融資産を持っているのが日本なのだ。櫻井氏は「貴重な資産を今こそ金融危機を救うための原資とし、それを材料に日本の立場を強めていくべきです」と、個人金融資産の有効な使い道を提案する。

 ◆2つ目の財産は、日本が誇る「トップ水準の技術」だ。数多くの分野において、日本の技術が世界でもトップクラスに位置しているのは言うまでもないだろう。

 ◆そして3つ目の財産は「日本人の心」である。確かに日本では戦後に人間の質的な変化はあったが、真面目かつ熱心に働く姿勢には相変わらず好意的であり、世界でもこれほど仕事に対する倫理感が高い国民はいない。

 櫻井氏は「これら3つの財産は、日本人にとって当然すぎるため価値があることを意識していないかもしれませんが、世界的に見ると素晴らしい資質なのです」と語る。この資質を使いこなせれば、21世紀の牽引役になることも可能なのだ。

 櫻井氏は日本が誇る3つの重要な財産を使い、例えば新しい日本式の株式市場を考えることも大切だという。アメリカ流の考え方では「企業は株主のもの」だが、日本では株主と同じく「企業の構成員もかけがえのない存在」としてビジネスを続けてきた。しかし現実には、株主に利益を渡すため無駄を切り捨て、経営の効率化を図る企業が増えている。純粋に利益を増やすような正しい経営では時間がかかるため、最近は全体の活動資金を削ることで利益率を上げている傾向があるのだ。

 櫻井氏は「資本主義自体は否定できませんが、現在のようなマネー中心の資本主義は必ずしも万人を幸せにするものではなく、多くの人がどこかで修正が必要だと実感しています。社会全体を幸せにしていく企業運営は私たち日本人が従来やってきたことであり、修正のための知恵を出し合ってみるべきです」と語る。

 櫻井氏は「日本人の優れた資質を前向きかつ自信を持って使う時期にきており、本当の意味で日本人になる、日本が国家になるべきなのです」という。

 櫻井氏が語る"日本人"とは、国籍や生まれた土地、言語などに依存するものではない。人間と動物の違いは自分が何者かを理解しているかであり"歴史を知らなければ人間ではない"、さらに踏み込むと"日本の歴史を知らない人は日本人ではない"ことになる。この歴史とは単純に年表を記憶しているかではなく、日本人がこの地に生まれて何のために仕事をし、何のために死んでいったのかなど、価値観そのものを知ることだ。「戦後の日本では経済の在り方やお金の使い方など、過去の歴史をおざなりにしています。こうした歴史を知れば、現代の素晴らしい行動基盤になるのです」と語る。

 近年では日米安全保障条約への依存から"アメリカはいつも日本の側に立っている"という思い込みが日本人の中で強くなっている傾向がある。しかし櫻井氏は「"国家は国益で豹変するもの"であり、日本をアメリカにとってかけがえのない国にする必要があります」と語る。

 これはアメリカだけでなく世界各国との関係についても、自らの必要性を見出さなければ長続きはしないだろう。「パートナーとして組むのは中国よりも圧倒的に日本が良い」と言わせるため、知恵を絞らなければいけない時期に来ているわけだ。現在直面している金融危機に関しても、櫻井氏は「日本的な価値観に基づいて金融制度を練り直し、麻生政権は全力を上げて世界に発表すべきであり、そこに日本の貴重な資金やトップ水準の技術を使うべきです」と語る。

 最後に櫻井氏は「日本は独自の市場を持ち、日本のやり方がいかに素晴らしいかを世界に発信する国家になるべきだと思います。その力は十分に備えているので、あとは国民がそれを認識しているかどうかです。日本人とは言えない現在の状態から脱して、より良い日本人を目指しましょう」と語り、講演の最後を締めくくった。
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by sakura4987 | 2008-11-03 10:20

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