◆中台で油田共同開発、本格検討か 東シナ海油田などで馬政権
(共同 2008/10/26)
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008102601000351.html
台湾の馬英九政権が東シナ海や南シナ海での油田開発について、中国との共同開発を本格的に検討していると与党国民党系紙、中国時報が26日報じた。総統諮問機関、国家安全会議メンバー蔡宏明氏の話として伝えた。
台湾の石油大手「台湾中油」と中国の石油大手「中国海洋石油」が、南シナ海の一部区域を共同開発する案などが検討されているという。
来月初めに予定される中台対話で共同開発が議題となるかは不明だが、馬政権は、中国との信頼醸成に共同開発は有益との考えで、水面下での協議が活発化しているとみられる。共同開発が実現すれば東アジアの安全保障に大きな影響を与えるが、台湾社会の反発も予想され道のりは険しそうだ。
9月の日本メディアとの会見では、東シナ海ガス田共同開発に関する日中合意を称賛し、尖閣諸島(中国名・釣魚島)海域での日本との共同開発への意欲も示した。