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◆【主張】イージス艦裁決 異例の勧告にえりを正せ



 (産経 2009/1/23)


 海上自衛隊イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突で、横浜地方海難審判所はあたごの監視が不十分で、清徳丸を避けなかったことを事故の主因とする裁決(判決)を言い渡した。

 海難審判は事故原因の究明と再発防止が目的だ。刑事責任を追及する刑事裁判とは性格が異なる。裁決は防衛省に再発防止の徹底を求める勧告も行った。

 これまでも海自の過失を認定した例はあるが、勧告が出たのは昭和63年の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第1富士丸」の衝突事故以来2例にすぎない。海自側は事故の重大性とともに勧告をともなった裁決の重さを真摯(しんし)に受け止めるべきである。

 海自は審判の中で、事故後に事故調査委員会を独自に設置するなど、十分な再発防止策をとってきたと主張、勧告を盛り込まないよう求めていた。

 しかし、あたごの事故後も海自艦船がらみの事故が頻発していることもあり、安全運航対策のさらなる徹底を求める異例の勧告に踏み切った。

 事故は昨年2月19日に千葉県の野島崎沖で起き、清徳丸の親子が行方不明となった。第3管区海上保安本部(横浜)が死亡認定し、業務上過失致死容疑などで衝突前の当直責任者と衝突時の当直責任者の2人を書類送検し、現在横浜地検が捜査を進めている。

 裁決はあたご側が見張りを怠り、航行指針を守らず当直引き継ぎも短縮するなどの杜撰(ずさん)な運航をしていたことを指摘し、「あたごの動静監視の不十分が主因」と判断した。衝突時の当直責任者の動静監視の不十分さも事故の原因と指摘した。

 事故直後から「国民の生命と財産を守るべき海自が事故を起こしたことは言語道断」との批判や、防衛相への連絡が遅れるなど危機管理の問題も浮上していた。

 裁決は清徳丸についても警告信号を出さず、衝突を避ける協力動作を取らなかったと認定した。双方に過失を認めたわけだ。事故当初は、一方的に海自が悪いとする風潮があったことを考えれば、妥当な判断といえよう。

 海の安全運航は海事関係者一人一人の自覚により守られる。

 海自は今回の裁決を謙虚に受け止め、安全運航に全力を挙げ、再発防止に努めなければならない。それは国防を担う組織として当然の義務でもある。
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by sakura4987 | 2009-01-28 12:04

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