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◆「理屈は理屈、理論は理論で、うたはその中から抜け出ないと駄目でがんす」(野口雨情)



 (産経 2009/1/27)
 

 勤皇の志士を一族にもつ茨城・磯原(現・北茨城市)随一の豪家の跡取り息子。だが、父の事業の失敗や自身の人のよさと弱さから家運が傾き、放浪と帰郷、上京を繰りかえした。それでも、彼は童心を失わなかった。そして、数々の名作が失意のなかから生まれてゆく。

 『七つの子』『シヤボン玉』、「異人さん」に連れられてゆく少女をうたった『赤い靴』。思わず一緒に踊り出したくなる『証城寺(しょうじょうじ)の狸囃(たぬきばやし)』もそう。どなたも一度は口ずさんだり、聞いたりした記憶がおありだろう。これらはすべて詩人、野口雨情が作詞した童謡である。

 冒頭はある講演会での発言だ。後年の雨情は、国をおもう心とともに、子供だけでなく大人の童心にも訴えることのできる「正風童謡」がすたれてゆくことを憂いた。だから、こんな一文を残している。「国家を滅亡させるものは、決して外敵ではありません。その自国民であります。それと同じやうにこの童謡を堕落させるものはやはり童謡作家それ自身であります」(『童謡と童心芸術』)

 病気がちとなった雨情は、大戦末期の昭和20(1945)年のきょう、疎開先で永眠した。享年62。夫人と6人の子供たちにみとられた静かな往生だった。
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by sakura4987 | 2009-01-28 12:06

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