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◆「健康寿命」を支える生活術  バランスよい食生活を



 (世界日報 2009/2/12)


習慣次第で寿命差12歳以上

   メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄


 わが国は、過去に例をみない勢いで高齢化が進み、一九九四(平成六)年に「高齢社会」の仲間入りをし、二〇一五(平成二十七)年には、高齢化率は25%を超えて、国民の四人に一人が高齢者である「超高齢社会」の到来が予想される。

 このような状況のなかで健やかな人生を過ごすにはどうすればよいのであろうか。

 それには、まず「健康寿命」を大切にし、それを支える生活を見つめ直すことではなかろうか。

 世界保健機関(WHO)が二〇〇〇年に発表した「健康寿命」とは、障害を調整した生存期間(健康で生きられる人生の期間)を意味し、日本は男女合計で七十五歳で、加盟国一九一カ国のなかで一位を占めている。その要因について、WHOは「日本人の食生活は、伝統的な低脂肪食のために心疾患が少ないことが関係している」と述べている。

 しかし、「今後は、肉食など高脂肪の食事が増えたことなどが影響して、日本人の健康寿命は男性を中心に伸び悩むのではないか」と警告している。

 その端的な例が沖縄県の男性の平均寿命がこれまで全国一位であったのが二〇〇〇年に二十六位に低下した、いわゆる「26ショック」と言われるものである。その背後には、これまでの沖縄の独特の伝統的な食生活が近年、崩れて来たことに起因するものと思われる。

 ハーバード大学教授のアレキサンダー・リーフは一九七六(昭和五十一)年に沖縄県竹富島と大宜味村を調査して、次の三点をあげて、健康寿命者の多いことを世界に発信した。①緑黄色野菜、海藻、大豆、魚、豚肉をよく摂取する②総摂取カロリー量が少ない③温暖な気候で、人々が活動的である。

 しかるに、近年この理想的な食習慣が崩れてアメリカ型のファストフード店が普及し欧米化した食生活の急激な変化が沖縄の食文化クライシス(危機)であり、それは同時に日本全体の「食」のクライシス化への警鐘として深刻に受け止めなければならないのである。

 そこで改めて、「健康寿命」を支える健康な食生活を見つめ直してみたいと思う。

 まず、三大栄養素であるタンパク質(P)・脂肪(F)・炭水化物(C)のエネルギーバランス(PFCバランス)を3対5対12にすることが望ましいとされている。

 次に、タンパク質は動物性と植物性のバランスよく1対1で食べることであり、動物性脂肪の摂り過ぎは、生活習慣病や大腸ガンの危険性が出てくるから気をつけなければならない。

 さらに、植物性タンパク質として大豆食品(豆腐・納豆・煮豆・味噌など)を食べることは、大豆イソフラボンが、コレステロールや血圧を低下させる生活習慣病の予防に効果的である。これは、従来の日本の「和食」である。この伝統的な日本型食生活で気をつけることは、塩分を少なく摂取することで、WHOは一日に六㌘としている(日本高血圧学会も六㌘を目標塩分摂取量としている)。

 さて、賢明な生活習慣について考えてみよう。「老化」とは“その人自身が人生にもってきたものすべてである”と言うように、毎日の生活の積み重ねによって健康は左右される。その具体的な例として「生活習慣」と健康との関係について、ブレスローらはカリフォルニア州のアラメダ郡で住民六千九百二十八人を対象に約十年間の追跡調査の結果、次の七つの生活習慣が健康状態と深く関わっていることが明らかになり、重要視されている。

 一、毎日七~八時間の睡眠をとること。

 二、喫煙はしないこと。

 三、適度の飲酒か、全く飲酒しないこと。

 四、定期的に適度な運動をすること。

 五、毎日朝食を食べること。

 六、不要な間食をしないこと。

 七、適正な体重を維持すること。

 これらの生活習慣について、アラメダ郡の四十五歳以上のすべての住民で比較した結果、実行している項目が三つ以下の人々と、六つ以上守っている人々とでは、平均して約十二歳以上の寿命差があるという(ブレスローらとベロックの研究・一九七二年)。

 例えば、四十五歳の人で三つ以下しか実行していない人の平均余命は二十一歳であるのに対して、六つ以上実行している人の平均余命は三十三歳であるというのである。

 このことは、いかに習慣の積み重ねが重要であるかを示している。即ち毎日きちんと食事をして、食事は少なめによく咀嚼し、酒はほどほどに、適度な運動をし、良好な人づき合いをし、小さいことにくよくよせずに、前向きに生きることの大切さを示唆していると思うのである。加えて「喜び」と「感謝」のこころを持って一日一日を充実して生活することに勝る健康はないと思うのである。

 “老化は血管と共に、免疫力は腸によって”の言葉の如くに「血管年齢」と「腸管年齢」を健やかに保ち続けることが、取りも直さず「健康寿命」を支える生活術ではなかろうか。イギリスの哲学者、F・ベーコンは言う。“何よりも心掛けることは、食事・睡眠・運動そして朗らかな気分でいること。これは長生きするための最良の秘けつである”と。
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by sakura4987 | 2009-02-14 10:58

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