◆強いリーダーを作れない国 ~議員研修 滋賀県大津市~
(田中耕太郎議員ブログ 2009/1/8)
http://blog.tanaka-kotaro.jp/?cid=39980
講師(敬称略)
丹羽宇一郎 伊藤忠商事会長 地方分権改革推進委員会委員長
山下茂 明治大学大学院ガバナンス研究科教授
梶井英治 自治医大地域医療学センター長
江島潔 下関市長
いずれも私が興味を覚えた一流の講師陣とテーマであり、1泊2日ながら効率の良い研修ができるものと思っています。
本日の研修で特にインパクトがあったことは、山下先生の講義でなぜ欧米では米国オバマや仏国サルコジのような若くて強いリーダーシップの指導者が誕生できるのかについて、「議員」や「首長」の兼職を認めている事が大きな原因であるとの指摘です。
オバマ次期大統領は上院議員のまま当選を果たしましたし、サルコジ仏大統領は本人33歳の時点で市長と県議会議長と国会議員を兼任していたそうです。すなわち、市議会議員と県議会議員、知事と国会議員などを兼職することも日本以外の多くの国では可能なのだそうです。
日本では別の選挙に立候補した時点で現職は自動的に辞職扱になります。
すなわち、選挙における落選の心配やリスクを最小限にとどめて、なおかつ地方と国とを横断的・包括的にまとめるようなタイプの強いリーダーを輩出できるのだそうです。
確かに、石原都知事や橋本府知事など発言力の強い首長が仮に国会議員でもあれば相当に強力な提案や発言をすることは想像に難くありません。しかも現場の実情をしっている訳ですから、不勉強な大臣や国会議員ではまったく太刀打ちができない事でしょう。
そして、欧米ではそういう強いリーダーが大統領や首長になることを国民も制度も望んでいるのだと思います。
日本では世襲議員が問題だという意見もありますが、兼職を認めれば、実力がないものは自ずと淘汰されるのかもしれません。しかし、実力のない議員等にとっては自己の地位が危うくなりやすい兼職制度は簡単には賛成できないことでしょう。
新しい人が必ずしも良いわけではありませんが、こんなところにも新規参入壁があり一種の規制緩和を政治自体にも進めなければならないのです。日本の政治の現状では強いリーダーを育てられないのだと実感しました。
その他、学んだことを皆さんの為に自分の為に最大限活用します。

