◆【データを読む】中高生の6割以上が「自分はダメな人間」
(世界日報 2009/3/16)
日本青少年研究所が先ごろ発表した「中学生・高校生の生活と意識」に関する国際比較調査によると、日本は韓国・中国・米国に比べて、自分に自信がなく、否定的な意識を持つ生徒が目立った。
「自分はダメな人間だと思う」(「とても」「まあそう思う」の合計)という高校生は、韓国が45.3%、中国と米国は10%台だったのに対して、日本は65.8%。「私は人並みの能力がある」では、他国が7~9割だったのに対して、日本は半数余りにとどまっている。
こうした点について、同研究所は「親によくほめられると感じていない生徒」に、自分はダメだと思う傾向が強いと分析。日本の中高生は、親との関係で尊重されて意欲を喚起されるという体験に乏しいと分析している。実際、「親はよく私をほめたり励ましたりする」では、日本は55.3%で、中国(53.6%)を上回っているものの、7割を超えた韓国、米国を下回った。中学生では日本が最も低かった。
自分に否定的な意識を持つということは意欲の低下はもちろん、「低い自尊感情」が結果として非行などの一因になると指摘する意見も少なくない。
まず親子関係を通じて自尊感情を育てる必要があると言えそうだ。

