◆筑後市議会委 市提案の男女共同参画条例案
十数ヵ所修正し可決 素案作成の審議会「残念」
(西日本 2009/3/19)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/84085
筑後市議会総務文教委員会は18日、市提案の男女共同参画推進条例制定案について「性差を否定する教育が助長される恐れがある」などとして、十数カ所の手直しをした修正案を可決した。同条例案の素案を作成した市長の諮問機関・市女性問題審議会の中富和子会長は「性差による差別を改善するためには、素案が最も適していると考えているので残念だ」と話している。
同市は2004年にも、同様の条例制定案を提出したが、議会側が修正案を出したため、執行部が撤回した経緯がある。
市提出の条例案には「学校教育、社会教育その他のあらゆる教育の場において、共同参画の推進が図られるよう配慮されること」との項目があったが、修正案では削除。また、人権侵害があった事業者などに対し調査を行い、問題があれば勧告や要請を行う「専門委員を設置する」との条項も削除された。
県男女共同参画審議会の冨永暉子会長は「市の考えと修正案に大きな違いがあれば、制定は今回も見送った方がいいが、譲歩できるのならば、制定し具体的な計画につなげていったほうが建設的だ」と話している。
市女性問題審議会は、識者や公募の市民など13人で構成され、昨年8月から計9回の協議を重ねて素案を答申。これを基に市が条例案を作成し、議会に提出していた。

