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(産経06/2/25)

 防衛施設庁談合事件に加え、海上自衛隊の秘密情報流出問題が発覚するなど防衛庁・自衛隊の不祥事が後を絶たない。

 額賀福志郎長官は二十四日夕、幹部を緊急招集し、綱紀粛正を求めた。在日米軍再編、イラクの陸上自衛隊撤収という重大課題を抱えながら、足元がぐらついている。

 「防衛庁・自衛隊の信頼を取り戻し、再生できるかを考えていかなければならない」。東京・市谷の防衛庁大講堂。額賀長官は内局(背広組)と陸海空三自衛隊の幹部を前に不祥事の再発防止を訴えた。相次ぐ不祥事に「堪忍袋の緒が切れた」(防衛庁幹部)状態だという。

 この十日間、長官が怒りを爆発させる場面が三度あった。

 最初は、十五日に空自那覇基地司令が地元報道機関との勉強会で「中国の軍事力増強は脅威」と明言した「不適切な発言」(額賀長官)問題。地元紙などで報道された十六日には、額賀長官自ら航空幕僚長に電話し、基地司令を呼んで事情を聴くよう指示した。

 二度目は、陸自落下傘部隊である第一空挺団の二曹の万引事件が発覚した二十二日。現在、イラクに派遣されている第九次復興支援群には第一空挺団からも参加し、二曹は予備隊員で「イラクに行きたくないから万引した」との動機が問題になった。「万引で軽微な事案」として報告が上がっていなかったことも長官の怒りを増幅させた。

 さらに、海自の情報流出問題が発覚し、官邸の不信感が大きくなった。

 特に二曹の万引では「イラクの派遣部隊は希望者で編成しているという基本方針を根底から揺るがす」(官邸筋)として、防衛庁担当者は官邸サイドから激しく叱責(しっせき)されたという。

 「国民の安全を守る防衛庁として秘密保全に万全を期すように」。小泉純一郎首相は二十四日、前日の守屋武昌事務次官に続き、額賀長官に厳しく指示した。

 前回防衛庁長官を務めた際、旧調達実施本部の背任事件で組織的な証拠隠滅工作という身内の背信行為で引責辞任に追い込まれた額賀長官。「難局を乗り切るため先頭に立つ私に、諸君はついてきてくれるに違いない」。幹部への訓示をこう締めくくった。
# by sakura4987 | 2006-02-25 07:54

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